巻き爪の再発

巻き爪の治療を選ぶ際、ポイントの一つとなるのが再発率の高低です。誰しも、「費用も時間もかかったし、治療の痛みにも耐えたのに・・・。こんなにすぐに再発するなんて」と嘆く羽目にはなりたくないですよね。

治療の費用、治療の期間、治療による痛みの程度、そして治療の後の再発のしやすさが分かっていないと、治療法の検討は不十分なものになってしまいます。医師に相談する際は、再発の見通しについても忘れず確認しておきましょう。

また、各治療法の再発について分かる限りまとめてみましたので、宜しければ下記もご覧になってみてください。

・形状記憶合金ワイヤーによる矯正・・・巻き爪の再発率は約20%程度。
・爪部分切除・・・半年ほどで再発してしまうことが多い。
・全抜爪手術・・・巻き爪の再発率は非常に高い。
・フェノール法による爪母切除・・・巻き爪の再発率は30%ほど。
・尾郷法による爪母切除・・・再発率は5%以下。
・爪母全切除・・・爪を生えなくする治療なので、巻き爪の再発はゼロ。

・・・20%や30%という数字の高さは、ちょっとショッキングですね。

ただ、お気づきの通り具体的な数字が出ている一方で、医師の「多い」「高い」という感覚表現にとどまっているものも多いのです。「高い」「低い」などは相対的な評価ですので、患者さんとしては戸惑うところかもしれませんね。

ちなみに再発するかどうかは、治療を終えた後のケアによっても変わってくるはず。再発率の低い治療法だからといって、巻き爪の予防を怠らないようにしたいものです。