巻き爪の予防〜歩き方〜

巻き爪を予防する為に気を付けておきたいのが、歩き方です。といっても、足に合わない靴を履きながら、歩き方だけ正そうというのは無理があるでしょう。

歩き方を矯正するならまずは靴選びから、ということで、靴のお話から始めたいと思います。

靴を選ぶ時、店頭で試し履きをしていますか?通販の普及により、直に商品を確かめることなく購入することが増えていますが、靴だけは例外にしておきたいものです。

靴のサイズには「23.5」や「25」、「27」などの表記がありますよね。日本製の場合、その数字は人の足長のサイズを示しているのであって、靴そのもののサイズとは異なります。

たとえば「23.5」の靴は足長のサイズ23.5の人に合うように、ゆとりを計算して作られたもの。どの程度ゆとりを持たせるかはメーカーや靴のモデルによって違いますので、同じ「23.5」の靴でも寸法にはバラつきが出てきます。

また見落としがちなのが、足の形と靴の相性。足幅の広い人・狭い人、甲の高い人・低い人など、足の形は様々ですよね。

靴は足長の数字だけ見て選ぶのではなく、実際に履いて「フィットしているか、かかとがぴたっと納まるか、爪先に少しゆとりがあるか」確かめることが重要です。

そして本題の歩き方ですが、巻き爪を防ぐにはかかとから地面に着地することが重要です。しっかり背すじを伸ばし、かかとから着地して、足の指で地面を蹴るようにしましょう。

特にハイヒールを履くと足が靴の中で滑ってしまい、爪先から着地しがちになります。ハイヒール好きの人はこの歩き方がクセになり、爪先に過度な負担をかけ続けてしまうことも。

巻き爪を予防したいなら、ヒールが低くてフィットする靴+正しい歩き方を身に付けましょう。

ちなみに、爪先着地は見た目もNG。実は巻き爪の話を別にしても、直したほうが良いのです。