巻き爪の治療方法

巻き爪の治療方法には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは主な治療の方法をまとめてご紹介しましょう。どれを選ぶかはもちろん巻き爪の程度次第なのですが、治療に伴う費用や苦痛も、考えに入れる必要がありそうですね。

コットンパッキング
巻き爪の治療で大切なのは、指先の肉が隠れるくらいまで、しっかりと爪を伸ばすこと。しかし巻き爪になっていると、爪が伸びるにつれそのカドが肉に食い込んでしまいます。
この治療方法は、カドの下に少量のコットンを詰めることで、痛みを軽減するものです。

外用薬、内服薬
巻き爪で痛みや腫れがひどい場合に処方されます。外用の抗菌薬と、内服の抗菌・鎮痛薬を併用して治療していくことが多いようです。

部分切除手術
薬だけでは腫れ・炎症が治まらない場合に、爪端の部分を切除し、症状を止める治療方法です。

ワイヤー、プレートによる矯正
ワイヤーやプレートを取り付けて行う治療方法です。金属製のものが主流ですが、プレートの場合は、プラスチックなど他の素材のものもあります。透明のプレートを用いる場合は、治療中も自然な外見を保つことが出来るそう。いずれの治療も保険適用外です。

爪母切除手術
爪母を取り除き、爪を生えなくする治療方法。爪幅を狭めて、肉に食い込まないようにする部分的除去と、爪を全く生えなくしてしまう全除去式の治療があります。切開して爪母細胞を掻き出すのですが、フェノールで爪母を死滅させる場合もあります。