程度別・巻き爪の治し方

巻き爪で困ったら、どう治療していけば良いのでしょうか。ここでは、巻き爪の治し方について、程度別にご紹介したいと思います。

巻き爪の治し方は、巻き爪の程度・症状や、患者さんの希望によって変わってきます。ただしいずれの場合においても、適切な爪切りと靴選びの努力は続けたいものですね。

また、巻き爪で指の肉が化膿している場合は、早めに病院で治療を受けましょう。炎症が深部組織にまで進み、激痛を起こすことがあります。

軽度の巻き爪の治し方(自宅で出来る治療)
コットンパッキングを行いながら、爪を指の肉が隠れるくらいまで伸ばします。後は深爪にならないように正しい爪切りを続けましょう。コットンパッキングの際は、コットンを詰め過ぎて爪を割ってしまうことのないよう、注意してくださいね。

中程度〜重度の巻き爪の治し方(医師による治療)
保存療法と、手術の二通りに分けられます。特に重度の巻き爪の方は、医師とよく相談して治療の方法を選びましょう。

保存療法には点滴チューブやアクリルの人工爪を取り付け、爪の正しい伸長を助けるものや、ワイヤーやプレートを取り付け、巻き込みを矯正するものなどがあります。

手術にも種類があり、爪の部分的な切除や、爪母細胞の除去、爪床を平らにするなど様々です。

入院が必要な場合もあり、部分的切除なら日帰りが可能ですが、爪床形成手術なら1〜2週間の入院となります。もっともこれは手術の具体的な方法や、各病院の治療の方針によっても変わってきますので、医師によく確認しておきましょう。