巻き爪の予防〜爪の切り方〜

巻き爪の予防の第一は、深爪をしないことです。手術や矯正といった治療で巻き爪が治った方も、その後のケアには要注意。深爪を避け、巻き爪の再発を防ぎましょう。また痛い治療をしたくありませんよね。

ここでいう深爪とは、爪のカドが指の先端より後退している状態をいいます。「深爪=白い部分がなくなる切り方」という解釈ではないのでご注意くださいね。白い部分が残っていようといまいと、カドが後退している時点で深爪です。

深爪は切り方次第で防げますので、ぜひ下記の切り方を実践し、巻き爪を予防しましょう。ただし、下記の切り方では爪がやや長めになります。仕事上どうしても短く切らなければならない、という方には不向きなのが残念なところですね。

・まず、爪が十分に伸びるのを待ちます。指の先端より2ミリほど長くなるまで伸ばしましょう。
・切り方は丸く切らず、スクエア形に整えるつもりで、横一直線に切ります。爪の先に他の指の腹を当てた時、指先の肉が軽く触れる程度の長さになるようにしましょう。
・カドが尖っている場合は、少し削って整えます。

よく「爪の白い部分と指先の肉の間に物が詰まるから」と、白い部分をとにかく全て切り詰めてしまう方がいますが、巻き爪を防ぎたいなら止めておきましょう。また「爪先端のラインが、爪のピンクの部分のラインと平行でないと気持ち悪い」という方もいると思いますが、それも我慢です。カドを後退させず、スクエア形を保つことを一番に考えてください。

なお爪が弱かったり薄かったりで割れやすい場合は、爪切りよりもやすりがおすすめ。やすりで削る方が、割れにくいそうです。