巻き爪の治療〜手術〜

重度の巻き爪の場合、手術による治療が必要なこともあります。ここでは、巻き爪の手術をご紹介していきましょう。

手術費用は概ね1万5千円程だそうですが、痛みや術後の生活に与える支障の程度は様々です。

部分切除手術
腫れや炎症がひどく薬だけでは治まらない場合に、爪端の部分を切除するもの。しかし、巻き爪自体は半年ほどで再発してしまうことが多い。

全抜爪手術
爪を抜く。巻き爪の再発率は非常に高い。

爪床形成手術
抜爪後爪床を平らにし、巻き込みを予防する手術。入院の必要があり、術後の痛みが強い。

爪母切除手術
爪母細胞を破壊する、あるいは取り除くことで、爪を生えなくする手術。手術の方法としては、フェノール法、鬼塚法、尾郷法、爪母全切除法などがある。爪幅を狭めたり、爪を全く生えなくしたりするため、「見た目が良くない」「足の踏ん張りが利かなくなる」という問題が発生する。

フェノール法:爪端を切除し、その根元部分の爪母をフェノールで破壊する。
巻き爪の再発率は30%ほど。手術時間が短く痛みも比較的少ないが、術後に生えてきた爪がひどく変形することがある。

鬼塚法:爪横を大きく切開し、爪母を取り除く。術後の痛みが激しい。

尾郷法:爪横、根元部分を5ミリほど切開して爪母を取り除く。鬼塚法に比べ痛みが少なく、再発率は5%以下。

爪母全切除:爪両横を切開し、爪母を全て取り除く。爪が生えてこなくなるので、巻き爪の再発は起こらない。

手術による巻き爪治療の場合、どうしても痛みが伴うようですね・・・。